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旧日仏学院 [日常]

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先日、私の通った神楽坂の東京理科大学にほど近い峰坂にある旧日仏学院へ行きました。
写真は外堀通りからチョロ見えする様子。

学生当時に大学院生や教授たちが、日仏学院のレストランへ昼飯に行く、と言った話題をしているのを聞いていて、近くにあることは知っていましたが、実際訪れた事がなかったもので、初めて行きました。

上野でコルビジェ展をやっていたので、「そうだ、日仏学院見てみよう!」となった訳です。

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設計はル・コルニジェの弟子の坂倉準三氏 竣工1951年です。
鎌倉の近代美術館の竣工が同じ1951年ですので、同時期に設計していたという事です。
右の急な坂を登って行きます。

フランス政府の施設で、庭にあるフランスレストランが、前記載の教授達が集った場所。
フランス映画の上映や語学教室、図書館などがあり、自由に入場できます。

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ピロティは耐震補強の鉄骨が入っていました。

バルコニーや屋根を支える円錐型に広がる柱が特徴です。
私の師匠の建築家早川邦彦氏も用賀Aフラットの柱で引用していました。

コルビジェではないですが、1930年ごろ竣工のファンネレ工場のペントハウスの柱を思い出します。
柱とスラヴの鉄筋を斜めにつないで梁無しに見せるという事かと思います。

ファンネレ工場の記事
https://jun-ar.blog.so-net.ne.jp/2016-11-06

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