ゾンネストラール・17番棟 [オランダ建築旅行]
週末におおくりしている去年行きましたオランダの近代建築旅行の様子もこのゾンネストラールで最後の見学先となりました。
建築オタクのためにたっぷりお送りします。
オランダ、ヒルフェルスムにあるゾンネストラールはヨハネス・ダウカー設計で1931年完成の結核療養施設です。
同じヒルフェルスムのホーイラントホテル、アムステルダムのオープンエアスクール、シネアックと同一設計者。
敷地の案内版で15番を目指してきましたが、この建物は17番でした。
オランダのダイヤモンド研磨労働者に結核患者が多かった事から、その療養所として建設されたそうで(丸善 オランダの近代建築 山縣洋氏著 から)ゾンネストラール=太陽光線 という意味だそうです。
この棟の周囲に病室の棟が配置されています。
写真で見て取れるように、機械室が大きく取られていて、施設全体のボイラー室等の機能をここに集約していた建物のようです。
ヨハネス・ダウカーの書籍FHに掲載の同施設の写真では廃墟のような状態でしたので、近年綺麗にリフォームして建築遺産として保存しているようです。