積善館に宿泊・木造の外観 [旅行・建築見学]
中之条ビエンナーレの途中で宿泊した現存する日本最古の湯宿建築の積善館さんです。
この旧館は四万温泉のメイン通り側にあり、裏の山の上のほうに新館があり、両方にエントランスがあります。
木造のこの建築は元々、住まいとして建設された物で、その後旅人を泊める旅館を始めることになったそうです。1階は家族が住まい、2階を貸し部屋として運用していたそうで、その時に使っていたのが、外観にある外階段だそうです。
引き戸を開けてフロント前へ。
予約客が全員チェックインするとフロントはカーテンで閉じられてしまいます(写真は閉じられた状態)
上がり框がありますが、靴のまま上がって、部屋で靴を脱ぐ運用です。
昔の建物の絵が飾ってあります。
再び外観ですが、正面のエントランスと右の建物は外観保護のため窓は木製建具のようです。
左側は現役で宿泊につかっているのでアルミサッシュになっています。
四万温泉は夏は涼しく冬は冷え込むので、現在の感覚では木製窓では宿泊には耐えられないと思いますので、外観の維持と宿泊営業のバランスを考えられておられると拝見しました。