エアコン後付け工事 [ハコノオウチ08 ルーフテラスのある家]
ルーフバルコニーへ上がる階段上から見下ろし。
手摺りはいつものスチールパイプの溶接で製作したものです。
中央上にロフトの横スリット開口が見えます。
壁にエアコンが付いていますが、エアコンの付け位置はいつも悩みます。
本工事に含んでエアコンを工事すればデザイン上一番良い場所へ取り付けできますが、その分工事費がUPします。入居後工事で量販店で付ければ費用は安くなるのですが配管の工事など、限界があります。
今回は付ける位置は意匠、効き目、等を考えると現在の位置がベストで、配管はロフト室内側に露出取り付けすれば建物裏側まで目立たずできるようにしました。
最近は量販店のエアコン工事屋さんは「工夫をして取りつける、目立たせず取りつける」という手間の掛かることを極端に嫌がるようで(量販店から工賃を値切られているからでしょう)設計時に判断がむずかしいです。
また、ハシゴで登って工事するような時も、量販店の系列によって、引き受けるところと、やってくれないところがあるようです。
初めから建築工事の見積に入れておけば問題無く綺麗に納まるのですが、お金だけ比べてしまうと「手間」を見ている分高くなるので、全体の工事費を案配しながら減額している時などはまず目の行ってしますところです。
今回は引き渡し直前にお施主様手配の量販店工事でしたが、前記ロフト内露出配管方式で、リビング側は綺麗におさまりました。
石川淳建築設計事務所