地下室では水回り設置は避けて [オウチ30・光を楽しむ家]
黒の壁の裏側は壁面収納になっています。
DVDパッケージやゲームなどの収納と、このスペースには冷蔵庫も設置します。
地下に部屋を作る場合は水回り(洗面、キッチン、トイレ)などを設置するとポンプアップの設備が必要で、また大雨で下水が溢れるときに逆流するなどのリスクがあります。そのため、なるべく水関係設備はつくらず、冷蔵庫を置いて飲み物を置いて頂く程度の方がコストバランスが取れていると考えます。
どうしても地下に水回りを設ける場合はドライエリアを設けて、そこの床下に排水マスを設ける訳ですが、そのドライエリアに流入する雨水の排水も常にポンプアップする事になり、大雨で停電、といった事態が起きると、お手上げです。
そういったリスクを持たせない設計が、住宅の場合には必要だと考えています。
石川淳建築設計事務所