東京理科大学工学部二部建築学科の思い出2 [東京理科大学工学部第二部建築学科]
石川淳建築設計事務所
神楽坂の登り口のパチンコ屋の角を入ると大学のメインストリートです.おそらく大学敷地ではなく、ただの区道と思われ、幅員は6mほどでしょうか.
この両側に雑居ビルのごとく校舎が建ち並んでいます.左が建築学科の校舎などで、右は物理や化学、数学などの学科と思われます.チェルノブイリの事故の後、放射線測定器を持って歩く学生などもこの校舎で目撃した記憶があります.
なにしろ、全貌は4年間通学していても分からないほど複雑で雑然としていて、とにかく学生生活を楽しめる「キャンパスライフ」は皆無です.
学生ホールなる、談話室が左手の1階(法規上2階のようです)にあり、長いすが少々と自動販売機があります.女子学生が極端に少ないのでむさ苦しいことこの上ありません.
大学によくある政治的スローガンやサークルの立て看板はこの狭い道に少しだけ設置されています.理系専門大学なので、堀の対岸の法政大学などとはまるで対極です.
大学の入学案内に、芝生で談笑する学生の写真が出ていましたが、4年間でその場所を発見できませんでした.(どこかの校舎の屋上らしいです)